鳴神山(980m)〜吾妻山(481m)
2002年4月27日(土)     車 →徒歩
吾妻公園鳴神山登山口→鳴神山→三峰山→大形山→吾妻山→吾妻公園
歩程:5時間45分(コースタイム)
参考図書:ブルーガイドハイカー4「東京付近の山」 実業之日本社
       「東京周辺の山350ベストコース」 山と渓谷社

前日の夜集合して、車に乗り、深夜に群馬県桐生市にある吾妻公園に到着。吾妻公園にテント泊。

早朝、吾妻公園から車で鳴神山登山口へ。結構急な道が続き、石がごろごろしていて足場が悪い。
辺りにはヤマブキ、ムラサキケマン、ウツギなどが咲いていた。マルバスミレ、ヒトリシズカ、実のついた
カタクリ、ミツバコンロンソウなどを見ながら歩く。

                                        
                  ヤマブキ              マルバスミレ             ヒトリシズカ            カタクリの実

1時間ほど歩いて、水場に着き、休憩。水場を出て、しばらく歩くとヒトツバエゾスミレを見つけた。ヒゲネ
ワチガイソウも咲いている。ロープで囲われたカッコソウの自生地に着くと、花はあまり開いていなかっ
た。開いている花は柵の奥だったが、おニューの光学10倍ズームデジカメのおかげで撮影成功。

                                                    
      ヒトツバエゾスミレ          ヒゲネワチガイソウ                カッコソウ                狛狼

カッコソウの自生地を過ぎると雷神岳神社に出た。後でガイドブックで確認したら、この神社の狛犬も狛
狼だったらしい。狐だと思ったけど、犬っぽいのが気になったので一応写真を撮っておいて良かった。
狛狼については大岳山弟富士山・若御子峠の徘徊録参照。

鳴神山山頂は360度の大展望とガイドブックにはあるが、雲が多く、遠くは見えない。しかし、近くの山が
新緑の季節らしく薄緑と黄緑の中にサクラのピンクが点々と混じり、きれいだった。山頂近くにはアカヤ
シオが咲いていたが、花が枯れ始めていた。雷神岳神社に戻って、金沢峠方面へ向かう。花の小さな
フモトスミレ、ピンク色のアケボノスミレ、ニガイチゴの白い花、赤い花を咲かせたヤマツツジなどを見な
がら歩く。途中、落ち葉の影でじっとしているミヤマセセリを見つけた。

                                                
                 ニガイチゴ                  ヤマツツジ                ミヤマセセリ

三峰山に到着。近くにはニガイチゴとモミジイチゴが白い花をつけていた。キバナイカリソウも咲いてい
た。金沢峠に到着。オトコヨウゾメが白い花を付けていた。さらに歩いていると、ワダソウを見つけた。
大形山を過ぎて、一時間ほど歩き、日当たりの良い斜面に出ると、キンラン、ジュウニヒトエ、ホタルカ
ズラが咲いていた。キンランは初めて見たが、なぜこんな日当たりの良いところにあるのか、疑問だっ
た。樹林の中に生えるはずなのだが・・・さらに一時間ちょっと歩いて、吾妻山に到着。吾妻公園から登
ってくる人たちでにぎわっていた。山頂にはオダマキ、スズラン、シランが植えられていた。

                                        
       キバナイカリソウ              オトコヨウゾメ                  ワダソウ            ホタルカズラ

吾妻公園へ下る途中に鮮やかでなんとも似つかわしくない小さいサンシキスミレ(園芸ではビオラと呼ん
でるらしい)が、植えられていた。どうも植えたがる困った人がいるようだ。野生のスミレと交雑したりしな
いのだろうか。日当たりの良い斜面で見たキンランも植えられたものかもしれない。生えてる場所が変
だし。近くにあったジュウニヒトエやホタルカズラも場所的には生えていておかしくなくても、植えられたも
ののような気がしてくる。

吾妻公園に到着。先に公園に残した車を使って、鳴神登山口に車をとりに行った人たちを待つ。集合し
たら、粕川温泉にある元気ランドという温泉に向かった。広い内風呂と露天風呂に浸かって、疲れを癒
した。施設が綺麗で広いのに3時間500円だった。

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