座間谷戸山公園 |
2002年2月23日(土) →徒歩 座間駅→座間谷戸山公園 |
座間谷戸山公園に行った。ビオトープ関連の教科書に載っていたので、いつかは行こうと思っていた。 ちょうど仲間うちで行こうという話が持ち上がり、地元民 I さんの案内で植物や鳥を観察しながら散策 を楽しんだ。 座間駅から徒歩10分。長屋門という西側入口の脇を抜けて、公園に入ると田んぼが目に入ってきた。 田んぼでは体験学習をしているらしい。管理事務所である里山体験館で地図をもらった。この辺にはシ ラカシが多いという話を聞きながら、シラカシ観察林の入口を通り過ぎて、野鳥の原っぱの方へ出る。 雑木林とススキの原っぱが広がっていた。シラカシ林の一角にあったキヅタには実が付いていた。実を 見たのは初めてのような気がする。 雑木林 キヅタ 原っぱを出て移動途中、赤い芽を付けたミズキを観察する。ミズキの枝は棚状に張っていることだと か、芽が赤いなんていう特徴はこの時期ではの発見だった。公園の中央にある水鳥の池に着くと三脚 を構えた人々がいた。「三脚を立てて撮影する人はここから右」という札がかけられていて、範囲内に三 脚とでかい望遠レンズを取り付けてシャッターチャンスを狙う人々が柵に沿って並んでいた。池を見ると ほとんどマガモ。しばらくすると青く光る小さな鳥が池を横切る。カワセミである。望遠鏡持参で来てくれ た人が二人いたので、さっそくカワセミを見せてくれた。望遠鏡+デジカメで撮影を試みる。結局小さくし か写らず、ちょっと遠かったようである。他にはコガモ、カルガモ、コサギ、カワウ、アオサギがいた。私 は気づかなかったが、途中で猛禽らしきものが飛んでいたそうである。今朝もオオタカが来たという話を している人がいた。 カワセミ カワウ アオサギ 水鳥の池を後にし、林の中を歩き、ソウシチョウのいるポイントへ。ソウシチョウは近年増加している外 来種で飼い鳥だったのが野生化したのだそうだ。メジロやウグイスより体が大きいので、餌の取り合い になった場合、生息を圧迫するのではないかと心配されているそうである。近くには餌付け、捕獲を禁 止する看板が立てられていた。ソウシチョウはすぐそばまで来て、人慣れしているようである。なるほど、 つい餌をやりたくなるくらいのかわいさである。 ソウシチョウ 餌付け、捕獲禁止看板 コゲラの巣 コゲラの巣断面 ソウシチョウポイントを後にし、クヌギ・コナラ観察林を歩く。高さ2mほどのところにコゲラの巣があった。 巣穴の直径は3cmほどである。里山体験館に展示してあった巣穴も入り口は直径3cmほどだった。 途中クロモジの芽を見たり、オニグルミを観察したりする。クロモジの冬芽は花芽と葉芽が並んでついて いるのが特徴だそうだ。オニグルミの葉が落ちた痕はヒツジの顔のようになっていた。枯れ葉を拾って 葉軸の付け根を見るとこちらもヒツジのような顔。 クロモジの芽 オニグルミの葉が落ちた痕 オニグルミの葉軸の付け根 わき水の谷に着き、わき水を触ってみると暖かい。温度は年中16〜18℃なのだそうだ。座間市内には 多くの湧き水があり、ほとんどが相模野台地が相模川と目久尻川に侵食された段丘面に位置している そうである。谷戸山公園は相模野台地の座間丘陵に位置し、公園内の段丘面に湧き水がある。周辺の 木道沿いにはニリンソウの群落があり、ちらほら咲き始めていた。 わき水の谷を抜け、歩き始める。ニワトコの芽が出始め、天ぷらにしたらおいしそうな形をしていた。伝 説の丘に着き、昼食をとる。ヤマガラが木の枝を行き来するのを双眼鏡で眺める。近くには満開のウメ が咲いていた。 ニリンソウ ニワトコの芽ぶき 昼食後、近くにある四阿屋の屋根のノキシノブを見る。胞子がびっしりついていた。その後、低い位置に 花をつけているハンノキがあり、近くでじっくり見る。今までハンノキの花は遠くからしか眺めたことが無 かった。あたりには、春を告げるオオイヌノフグリの青い花が咲いていた。ヒメオドリコソウやホトケノザ の花もちらほら。 ノキシノブ ハンノキの花 ハンノキの実 オオイヌノフグリ 里山体験館に戻り、中をもう1回のぞいて、座間駅に向かった。 HOME 徘徊録TOP ※写真の下のタイトルをクリックすると大きくなります。説明文もあり。 |
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