海上の森 |
2000年8月17日(木) 山口駅→屋戸橋→屋戸小橋→愛工大分岐→池分岐→湿原手前まで→物見山分岐→弘法堂→大正 池→四ツ沢→屋戸橋→屋戸小橋→湿原→屋戸小橋→屋戸橋→山口駅 所要時間 : 約5時間(かなりだらだら歩いて、引き返したりしたので当てになりません) 参考地図 : 『海上の森』リーフレット 日本野鳥の会愛知県支部発行 参考図書 : 『海上の森の詩』 ものみ山自然観察会編 七賢出版 |
海上(かいしょ)の森は2005年に開催予定の愛知万博の会場の一部になる場所である。 愛知環状鉄道山口駅の改札を出て階段を降りたところに、周辺地図の看板が出ていた。海上の森の 方向を確認し、歩き始める。屋戸橋、屋戸小橋を渡って南の方へ行く。愛工大分岐のところにNGO関 連の資料がたくさんあったので、何種類かもらう。万博反対派の看板もたくさん立っていた。 愛工大方面には曲がらず、まっすぐ行くと角に池があり、そこが湿原への分岐になっている。湿原方面 に歩いていくと、サギソウが咲いていた。実は私は初めて見た。やはりきれいだ。目的の花に会えて良 かった。道の先に分岐があるはずなのだが、なかなか現れないので、適当に道っぽいところを曲がる。 しばらく行くと道じゃなくなってきた。まちがったらしい。で、コンパスを頼りに道まで出る。こんなところで 迷うとは。修行が足りんようだ。 物見山を目指して歩き始めると物見山分岐にはオオタカ営巣注意の標識あり。子育て中なら仕方がな いので、奥には入らず弘法堂の方へ向かう。 途中別の万博反対派の看板や資料が置いてあったのでこれももらう。 何気ない景色がとてものどかである。弘法堂の中には署名の用紙が置いてあった。そこで、万博反対 の署名をする。その後、大正池に向かった。途中にコマツナギの花が咲いていた。大正池のほとりで 休憩。 弘法堂 コマツナギ 大正池 休憩後、四ツ沢に向かい、歩き始める。しょっぱなで迷って通り越した湿原に、四ツ沢から入ろうと思っ たが、道が柵で塞がれていた。無理やり入るわけにもいかないので屋戸橋に向かう。まだ時間に余裕 があったので、屋戸小橋の方から湿原に行くことにした。湿原に向かう道は民家の庭先を抜けるように なっていたので、本当にここでいいのか?と思いながら進むと道が続いていた。しばらく行くと、山火事 注意の標識の上にマジックで湿原と古窯の分岐と書かれていた。そこで、湿原の方に向かう。 湿原にはサギソウの他、ピンクの可愛い花を咲かせたホザキノミミカキグサ、黄色い花をつけたミミカキ グサなどが生えていた。ふたたび来た道を屋戸小橋まで引き返し、山口駅に向かった。 湿原 サギソウ ミミカキグサ 海上の森の万博会場となる面積は当初計画の1/5になり、市民参加の検討会議を行ったことによる成 果ということになっている。しかし、その市民参加の検討会議というのは実は万博を開催に導くことが最 初からの目的で自然保護団体も完全に反対と名言していた団体は門前払いであったという。 その前に万博の是非を問う住民投票も没にされたし、何が市民参加なんだかねぇ。 万博の展示にバーチャルリアリティによる森林体験はどうかという案をどこかで見たが、それはそれで 日本の技術をアピールし、かつ森林を体験するという案で良いと思う。ならば、会場はすでに人工的な 開発のされつくしたアクセスしやすい場所に持ってきて、自然保護や環境共生的な技術をアピールし、 本物を見たい場合は万博会場とは別に本物のあるところに人数を制限して行ってもらえばいい。 面積が少なくなったとは言え、本物を壊して展示会場にすることもないと思う。 まあ、でも万博開催をしたがる人たちの本当の目的は便乗開発なのだから、すでに開発されたアクセス のしやすい場所なんて万博会場にする意味がないというわけか。 現段階では万博会場へのアクセスのためにリニアモーターカーの走る東部丘陵線を通すとか、青少年 公園と海上の森に会場が分断されてしまったので、ゴンドラで繋ぐとか、海外からのアクセスのために 中部国際空港を万博までになんとしても完成させるとか、空港アクセスのための道路を通すだとか、万 博便乗と思われる開発が目白押しである。日本の里山の自然のすばらしさを伝えるという名目の影で 道路を何本も通し、浅海域を埋め、さらに埋めるための大量の土砂を採取するために山が削られるの である。 また、万博というイベントが終わった後の利用の見込みとか採算性は考えてないようである。 私のような素人が単純に考えても、青少年公園と海上の森を繋ぐゴンドラひとつとっても万博が終わっ たらだれが使うのかな?と思ってしまう。使わなければ撤去ってこともあり?でも、かなり無駄。 空港にしても、あの関西国際空港でさえ、大赤字なのに利用客は見込めるのか?空港の利用が少なけ れば、空港アクセス道路も無駄になってしまう。 愛知万博関係の記事は、全国版にはあまり出ない。関心自体薄いのであろう。 読売新聞中部版HPが結構記事数が多くて充実してると思う。 HOME 徘徊録TOP ※写真の下のタイトルをクリックすると大きくなります。説明文もあり。 |
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