バス停に着き、しばらく舗装された道を歩く。登山道に入るとのっけからスギ林である。しかし、今回も花
粉症の薬のおかげで、くしゃみ鼻水は出ない。でも、やたらのどがいがらっぽい。薬のせいだろうか?
途中カンアオイの花が咲いていた。花を見るのは初めてである。カンアオイの仲間は花が無いと同定が
難しいそうだ。今回は写真を撮ったが、花の中身までは写ってないので、同定できなかった。
小沢峠を過ぎると、両側にカタクリの葉がたくさんあった。花の時期はさぞきれいだろう。
途中開けた場所があり、ダンコウバイとアセビの花が咲いていた。
そこを過ぎると、スギ、ヒノキの人工林に入る。黒山に近づいて行くと、途中で落葉樹林になった。やた
ら、皮のはがれた木が目立つ。それも皮がはがれているのは同じ高さまで。犯人はシカだろうか?カモ
シカだろうか?ここも冬の食料が少ないのだろうか?皮のはがされた木はリョウブだった。
アセビ 皮はげリョウブ
黒山山頂でちょうど昼時になったので、昼食をとる。
ヒオドシチョウが日向ぼっこをしていたので、写真を撮る。
権次入(ごんじり)峠を経て棒ノ折山山頂へ。山頂は広場のように広々としていた。権次入峠へ戻り、岩
茸石を経て、白谷沢沿いを下る。沢沿いは急で岩がぬれているので、滑らないように注意しながら下
る。下りは足場が悪い方が緊張感があって、花粉症の季節には良いようだ。前回の足和田山の時のよ
うに眠くはならなかった。沢沿いにはハナネコノメが咲いていた。この花も早春を感じさせる花だ。
蕾のものが多かったが、開花しているものも少しあった。
ヒオドシチョウ ハナネコノメ
名栗湖の手前に白谷の泉という湧き水があったが、「生水注意」と書かれていた。残念。
名栗湖を経て舗装された道を歩き、「さわらびの湯」に向かう。さわらびの湯の露天風呂は円形の湯船
のふちが椅子の形になっていて、腰に水流が当たるようになっていた。湯は浅く半身浴しかできなかっ
た。湯船の真中だけは深いが、足を入れるスペースしかないので、肩まで浸かれず寒かった。さわらび
の湯のリーフレットによると露天風呂ではなく野外ジャグジーなんだそうな。
帰りは、温泉前のバス停から飯能駅行きのバスに乗る。途中の東飯能駅前で降り、八高線経由で帰
る。
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